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Little fragments

マンガやイベントを中心に、雑文乱文書き散らかし。

【軽くネタバレ注意】恋という形と憧れ (「ヲタクに恋は難しい」2巻感想)

 ラブコメかと思われた「ヲタクに恋は難しい」。2巻にはいってこいつは面白くなってきた。

 

ヲタクに恋は難しい (2)

ヲタクに恋は難しい (2)

 

 

 ヲタクらしい恋愛模様を描いた1巻に対比して2巻は過去というものに重きが置かれ、4コマやストーリーで少しずつ伏線が張られていく。それと同時に相変わらずの「ヲタクあるある」ネタが展開する。
 今回は結構樺倉先輩が不憫要員として使われていて、そこに目が行きがちになる。けれど、俺はどうしても一見クールでつかみどころのない二藤の細かい動作や表情の揺れが気になって仕方なかった。あー、伝えないとこういうことになるのか……という部分がものすごく身に覚えがあって「あ……辛い……」となったのだった。そしてラストの二藤・樺倉・小柳の会話でもう「うわーーーーーーー!!!!」って叫びだしそうなくらい胸が詰まった。こういうところから悲しい物語というのは始まるんだよなぁ……はぁ。

 それにしても二藤とっても不器用じゃないかい。さらには型にこだわるしあこがれてるし過去の幻影にとらわれてるじゃん。
 二藤には途中から「どうするんだよ。1人プレイのゲームじゃないんだぞ!お前が最も苦手なころに手を付けなければ君はそのままなんとなく薄い関係(成海の胸じゃない)のままなんだぞ!」と叫びたくなった。
 むしろ二藤というより二藤を通じて俺を叱咤している気分だ。あんなイケメンじゃないけど!ブサメンだけど!

 

 ヲタクの恋愛というのは総じて趣味つながりで「許容しあう」という関係になりがちで、相互不干渉の薄味気味になる気がする。かといって相手を知ろうとするとなんというか「沼」に入り、精神的に不安定になることがある。
 そういうことがない自然なヲタク同士の恋愛ってなんなのだろうね。普通の水族館や映画館デート?……いや、違うだろう。特に種別の違うヲタク同士の恋愛って一見簡単に見えて難しいからなぁ……ふじた先生がどう描くか気になるところだ。

 

 

 俺はゆるふわ可愛い女子に夢中になってラブコメのような恋愛してそのままラブコメのような夫婦になって脱オタしたい。