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Little fragments

マンガやイベントを中心に、雑文乱文書き散らかし。

もうあの作風は終わって、僕も人生と向き合う時なんだ (新海誠『君の名は。』感想その1)

アニメ感想 生活・思考 雑談

 ブログに書こうか書くまいか迷ってやっぱり書くことにした新海誠の『君の名は。』世の中では大絶賛なんですよ。

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 かくいう俺も新海誠は割と好きで、『雲のむこう、約束の場所』と『秒速五センチメートル』の中にある1編『コスモナウト』は本当に素晴らしい作品だと思う。

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 じゃあこの2作品がなんで素晴らしいかって、映像美と天門さんの音楽とのマッチによる日常世界から幻想的世界への滑らかなトリップ感にあると思う。それがまた映像美を際立たせている。そりゃレビューとして『あの童貞のようなうじうじしたモノローグがイライラする』とか『キャラの書き込みが雑』とか『ストーリーがうまくない』とか言われてる。でも個人的にはそれを吹っ飛ばすくらい映像美と音楽がマッチングしていたんだ。

 けど、『言の葉の庭』で天門さんじゃなくなったあたりと平行世界の物語のようじゃなくなったあたりで「おや」と思い始めた。

 そして今回の『君の名は。』を見に行った。彼女と行きましたよカップルで行くというセオリーを踏んでドリンクとか買って「もう俺は楽しむぞ!!!」みたいな気持ちで予告編の『ディアスポリス』とか「ちょっとこれ面白そうじゃね?」とか思ってみてたのよ。

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そして本編。東宝が光り輝き始まった。

 

~視聴~

 

終わってしばらく椅子に無言で座った後、隣の彼女に一言。

『とりあえずそっちの感想を聞かせてほしい。』

とにかく頭が混乱していてね、俺の頭がおかしいんじゃないか俺の見方が間違っていたんじゃないかと散々煩悶したわけ。

そこでまずは隣のひとに聞くのは鉄則じゃないですか。

「まぁ私、新海誠には期待していなかったし、あらすじも少し聞いていたから作品としてはまぁよくできていたと思いますよ。けど、新海誠である必要性は感じなかった。」

なるほどね。よくできていたとは全然思わなかったんだけど、わかる。たぶん初めて見る新海誠だったら楽しめていたんだろうなと思う。もう知ってしまった作品を前の作品を抜きに見ることはできないんだ。

ただ1つ聞きたいことがある。

「てかRADWIMPS邪魔じゃなかった?」

「そう!1曲目まではよかったんだけど、あとはいらなかった!」

端的に言いたいことはここなのよ。新海作品の映像は音楽と世界観を共有して両輪で進むところが魅力的だったわけであって、そこがなくなった今、新海誠が作る映像作品としての独自性ってなんだ???みたいなところは激しく思ったわけ。

 

こういうのはサメ映画でも見て落ち着けるべきなんだ。わかってる。シャークネード2とか見るべきなんだ。

 

しかし、そう割り切ってもどんどんもやもやしてくる。
どうも、俺があまりにも虚ろな目をしていたらしく、まぁカフェで落ち着こうやみたいなことを言われていろいろ話をしていたんですけどね。結局俺の感想としては、

「あー!!!違う違う違う俺の見たかった新海誠はこういうのじゃない!!!!!!!!」

ってことだった。じゃあお前の見たい新海誠ってなんだっていうと、「映像美と音楽の両輪が成り立っていることでSFを描いてほしかった」ってことでして。

でもこの作品にこういうことを求めること自体もう間違っている気がしてもやもやするのよね。そりゃそうだ。

結局これどういうことかっていうと、『俺の好きな新海誠はもう終わったんだ』ということなんだよね。

彼女にそういう結論の話をしたら、

「あれか、私がだーまえ麻枝准)にがっかりした時と同じか。そう思うとつらいな」

と言われた。まぁそういうことですよ。人は変わるけど、ファンは変わらないことを期待してしまうみたいな残酷な話であって、ここはこちらが身を引くところではあるのだよね。

 

 

toudo-kougen.hatenablog.com

 

 

でもさ、なんでそこまでこの作品が評価されてるのかわからないわけ。そのもう少しフラットに考えても「ええ???」みたいな引っかかりが多くて楽しめなかったわけ。

そのあたりはもう全力でネタバレしないといけないので、次回記事をパスワードつきにして書いていければと思うのねん。

 

P.S. 久々のブログがこんな記事なんて!!!でも俺は書かないと苦しいの!!!