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Little fragments

マンガやイベントを中心に、雑文乱文書き散らかし。

ネタバレ感想というか突っ込みどころを並べてみる。 (新海誠『君の名は。』感想その2)

アニメ感想 雑談 生活・思考

 さてさて、人生に向き合わなければならなくなった俺なんだけど、とりあえずレビューを探すわけさ。しっくりきたとまではいかなくても面白かったのはこのあたり。

 

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non117.hatenablog.com

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もうね、この中で刺さった表現はここ。

そんな、私はいまビール飲める人達をどう見てるかというと
「めちゃくちゃ旨そうに飲んでて羨ましい・・・。」この一言に尽きます。

君の名は。を見てはいけない人達がいる事に気が付いたのだ+追記

 

君の名は。』を全力で楽しめている人がうらやましいよ!

 以下、ネタバレ感想注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●気になったところ

じゃあ何が気になったかって話よね。ざっくりといくよ。

 

1.三葉と瀧が入れ替わって気づかない&気づかれないことが多すぎる

 そもそも3年のズレについて後でわかるわけなんだけど、二人ともテレビを見ないのかな?と思った。それよりも、携帯には大抵日付と曜日が出ている。曜日のズレで気づくだろう、おい。

  

2.糸守に鉄道は通らないだろう

本作で一番許せないところ。もちろん星を追うこどもで子供が余裕で鉄道敷地内に侵入してそこを通路としている問題描写もあるのだが、それを超える問題描写だと思う。

非力なキハ40が2時間に1本……確かに飛騨古川から猪谷方面はその程度本数あるのだけど、停電シーンで糸守が停電している中でわかる、盆地地形……いや、わざわざ糸守に鉄道は通さないのでは……?

さらに平地に人が住んでなくて、中山間部のような急傾斜地に人が住んでいる……監督は地図でも作ってもらってリアリティを考えたほうが良かったのではないだろうか。これについてどうして問題にするかは次回記事で取り上げる。

 

3.糸守「町」?糸守「高校」?

前項に近い突っ込みなのだけど、糸守湖の地形とか高校の立地などは完全にダム湖のそれ。普通は湖にストンと落ちる地形であんな傾斜地に人は住まない。

なぜかって、食う根本となる農業が成り立たないから。田んぼの描写もあったけどあれは変であれほどの傾斜地だと平地は田んぼだけじゃなくて畑も混在する。そもそも平地になぜ家がない。

監督は小海町の中心街生まれで佐久は中込にある高校に通っていたはずなので、ここで描写がおかしいと思うはずなんだけどなんでだ?

 

仮に傾斜地居住を隕鉄の製鉄に求めるにても、それはそれこそ『もののけ姫』の時代の話で、その後の時代変化を考慮したら林業振興で5,000人くらい住んでいたと仮定しないと厳しい。え?あそこに5,000人???住めるの???

 

ちなみに現在の人口1,500人の町ってどの程度の規模か。

北海道中頓別町 1,791人
福島県三島町 1,631人
北海道中川町 1,643人
徳島県上勝町 1,499人
北海道幌加内町 1,570人
宮城県七ヶ宿町 1,447人
沖縄県与那国町 1,738人
京都府笠置町 1,330人
山梨県早川町 1,073人

 

早川町は日本で一番人口の少ない町なので、つまりほぼ最下位クラス。ちなみに高校がある町はこの中だと幌加内町と七ヶ宿町で、どちらも全日制普通科で本校ではないのよねぇ。強いて言うなら三島町の隣にある金山町(人口2,000人程度)に高校あるけれど、寄宿舎付きで交通の便あってこそだし……。普通科全日制高校が糸守にあるのは厳しいんじゃないかな。

どうしてここまで突っ込みを入れるのかについては次回記事で。

 

4.パパッとシーンが入れ替わっていく描写

あそこのシーンは脚本力のなさを露呈した気がする。要するに掘り下げてかけなかったからパパパっと描写したようにみえてしまうね。しかもそこで新宿の情景と神社の情景に疾走感のある曲を被せてうやむやにした感じ。今までの新海映画でこういう描写はなかったからものすごく気になった。

 

5.星がきれいじゃない……

本作最大の見せ場のティアマト彗星落下のシーン。これは「秒速5センチメートル」の「コスモナウト」中にある星を見るワンシーンを思い起こさせるけど。

 

全然きれいじゃねえ!!!!!!!!!

 

はあああああああああああ!?!?!?

 

いやいや新海作品最大の見せ場でしょなにやってんのどうしてこんなに彩度落ちてぼやけて見えるのもっとあなたの画って彩度高くてcanonの一眼レフの過剰なCMOSエンジンよりも色を乗っけるじゃない!!!もちろんシーンによるけど、ここで丁寧にやらなくてどうするの!!!!!!!!!!!!!!!!

 

失望しました。「Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」で癒してきます……

 

6.なんでいきなり町長のところに一葉と四葉いて父親が三葉のいうこと聞いてんの???なに???てか二葉が死んだ設定必要???

 これは小説読むともっと突っ込みが湧き上がってくるのだけど、要するに「宮水家の設定がガバガバ」ってこと。主要キャラクターに近いキャラクターを登場させるにはきちんとした設定とそれに絡まったストーリーが展開されていくはずなんだけど、全くこのストーリーにおいて蛇足。父親が町長で母方の家が神社って設定以外必要だったんか???ばあちゃんはいる意味ありそうだけどさ。母親でもええやん?ダメなん???

 

7.いつもの新海節の安定感で実家のような安心感

いつも何かを探しているような気がする……

はい、これ何作目だ。「雲の向こう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追うこども」、「大成建設CM」、「言の葉の庭」。今回で6作目だ。

脚本の通底したテーマなのでいいんだけど、いきなりこっちに持って行った感が強い。

でもそのおかげで実家のような安心感というか「ああ、新海誠がちゃんと作ったのか」という感想を得た。ここまでは「新海にしては劣化したなぁ……」という感想が強かったので、ここでようやく帰ってきた感じ。東京の描写も上手い。ここは手放しに楽しめるところだった。

 

8.「君の名は」って瀧がいうわけないだろ!!!!!!!!!!!

瀧くん、作品内で三葉のことなんて言ってました?「お前」ですよ。それが突然「君」に変わるんですよ。怖いよ!瀧くんはナノロボットで脳内改造でもされたのかい???

せめて社会人となった瀧くんなら「あ、あなたは……!」でしょ。ラストシーンで台無しだよ!!!タイトルのためのシーンを作るな!

ちなみに小説版を読むともっと急に変わった印象を受けるのでお勧め。 

 

お疲れさまでした!

こんなに気になっちゃったわけ。つらたん。

でもストーリーってさ、粗がないわけないのよ。でも、粗があったとかどうでもいい!と思わせられるかどうかの話であって、結局ストンとそこの世界観に入り込めるかどうかなんだよねぇ……。ビールがうまいと言いたかった。そういう話。

そこに入り込めなかった俺がダメだったのか、作家がダメだったのかは謎。でも民主主義的に考えたら俺がマイノリティっぽいので、作家はいい作品を作ったようです。

いや、俺も新海作品じゃなかったら評価していたかもしれないっていうかそもそも見に行ってなかったと思う。

 

そんなわけで、協調性というか社会性がない自分を発見して辛くなった気がする。

 

 でも、感想は次回、最終回へともうちっとだけ続くんじゃ。