Little fragments

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ライトノベルの方が面白くなる!!!―レビュー:「寄宿学校のジュリエット」

いきなり辛口レビューで申し訳ない。最近買った本でどうしてもモヤモヤするので、「寄宿学校のジュリエット」(既刊4巻)をレビューする。

 

寄宿学校のジュリエット(1) (講談社コミックス)

寄宿学校のジュリエット(1) (講談社コミックス)

 

 

 

ライトノベルのような大味さ

このシリーズは2国の生徒が通う寄宿学校を舞台に2国間の学年リーダー同士が恋をするラブコメだと言われている。うん、ラブコメ
どっちかって言うと本作、ラブコメというよりは俺の○○が○○のような「ラノベ」を最初からコミックにしている味付けな気がする。大味なのだ。
漫画はこうでなくてはならない、と言うつもりはない。けれども、細かく描けるという漫画の良さを生かし切れていない後付け感満載の設定とストーリーは少ししょっぱい味付けだ。

具体的には主人公格のキャラのこれまでのヒストリー設定が雑すぎる。おかげで発言がぶれる、そして根底の世界観からぶれてしまう。あれ、この状況で学園って存続できるの?そもそもこのキャラクターはこの立ち位置でいいの?と思わされるシーンが多い。(特に3巻以降)
そもそも学園ものはもっと学級シーンが多くていいと思うし、学園ラブコメでここまで教室が描かれない漫画もすごいと思う。なんか繊細というよりよくわからない感じにメンタルの弱いキャラクター達だし、なんでそこで出会えているのかわからない……なぜ気づかれない……という残念なシーンも多い。

ブコメであれば、もっとキャラクターの恋愛の細かい心の揺れ動きを大げさにして少しかゆい感じの笑いをとっていっていいと思う。そうでなければただの学園コメディでしょう、これ。ライトノベルでたまに見るヤツ。

本作、小説版も出たというが、最初からライトノベルの方が面白かったかもしれない。文字の方が面白いと思うし、設定の後付け感が出ないのではないだろうか。

 

面白くないわけではないからこそ、ラブコメ初心者にはおすすめ!

でも、まったくもって面白くないわけではない。なんだけど、この10年前に読んだラブコメ感はなんだ!?!?という違和感がずっと支配して離れない。だからこそ、キャラクターのヒストリー設定をきっちりしてほしかった。ストーリー、設定に物足りなくなる人は少なくないはず!

そうなると、これはリトマス試験紙としておすすめだ。ちょっと足りないと思うくらいだと、ラブコメを探す旅に出ることになるぞ!そんなわけでラブコメ初心者の人はぜひ読んでみて!

では!